2026年9月23日

2026年9月23日
前回の記事では、数秘との出会いが私の視野を広げてくれたこと、そして今の仕事にもつながっていることを書きました。
日々の出来事やお客様とのお話、家づくりのこと、暮らしのこと。
このnoteで書きたいことは山ほどあるのですが、もう少しだけ自分自身の話にお付き合いください。
今回は、
今の仕事、住まいの仕事へ戻ることになったお話です。
きっかけは夫の独立でした。
とはいえ、その頃の私は、自分まで住まいの仕事に関わることになるなんて思ってもいませんでした。
夫から話を聞いた時も、
「頑張って!」
「応援してるよ♪」
くらいの気持ちだったのです。
その頃の私は、数秘鑑定をしたり、長年愛用していた化粧品の販売代理店をしたりと、たくさんの方と関わりながら充実した日々を過ごしていました。
ただ、「社会復帰した」という感覚ではなく、
好きなことを楽しみながら、ご縁が広がっている。
そんな毎日だったのです。
(実はその化粧品とのご縁も、前回の記事で触れた数秘の本を勧めてくれた営業時代の先輩がきっかけです。私の人生はいつも、人とのつながりの中で新しい世界を見せてもらってきたように思います。)
そんな中で始まった夫の独立起業。
最初は本当に、少し手伝うくらいのつもりでした。
ところが、お客様とお話しする機会をいただくうちに、昔の記憶が少しずつよみがえったのです。
どんな暮らしがしたいのか。
どんな時間を大切にしているのか。
そんなお話を伺うたびに、
「そういえば私、こんな会話が大好きだったな」
と思い出していました。
20代の頃の私は、分譲マンションの営業をしていました。
今思うと、注文住宅と少し似ているところがあります。
まだ形になっていない住まいを、図面を見ながら一緒に想像していく仕事です。
でも入社したばかりの頃は、なかなか契約が取れませんでした。
同期が次々と契約を決めていく中、
「私、この仕事向いていないのかな……」
と落ち込むこともありました。
そんなある日、お客様と間取りの話で盛り上がったことがあったのです。
「ここが主寝室ですね」
「お子さんのお部屋はこっちかな」
「このキッチンなら、〇〇様の暮らしに合いそうですね」
間取り図を見ながら、そんな話をしている時間が本当に楽しくて。
そして、そのお客様はご契約くださいました。
その当時、自覚は持てませんでしたが、
私は間取りそのものではなく、その中で始まる暮らしを想像することを大切にしていたんだな、と思います。
今振り返ると、住宅コンシェルジュにつながる小さな種が、この頃から私の中で育まれていたのかもしれません。
でも、その種が育つまでには、もう少し時間が必要でした。
結婚し、子どもが生まれ、子育てを経験しました。
数秘を通してたくさんの方と出会い、さまざまな価値観にも触れました。
そして住まいの仕事に戻った時、以前と同じ仕事のようでいて、実は少し違って見えたのです。
良い間取りや良い設備。
その時々の流行り。
もちろんそれも大切です。
でも、その前に
「この人はどんな暮らしがしたいんだろう?」
そんなことを考えるようになっていました。
これまでの経験や出会いを通して得た視点が、自然と今の仕事にも生きていたのだと思います。
「少し手伝う」
つもりだった私の役割は、少しずつ大きくなっていきました。
この頃の私は、まだ知りませんでした。
自分が「住宅コンシェルジュ」と名乗るようになるなんて。
(つづく)
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